オムニバス形式,1単位
地域環境科学プログラムで学ぶ自然環境,地域環境,防災・減災,土木工学などに関する幅広い学問領域が実社会でどのように活用され,どのような社会的役割を期待されているかの最新動向・最新技術,そして時々刻々と変化する諸課題の把握とともに理解を深める。特に,地域環境科学プログラムの各科目との関わりを理解し,学びの動機付けとする。
オムニバス形式,2単位
1コマ担当
単独 ,1単位
社会に潜む様々なリスク,ハザードが我々の生命や生活のどのような影響を及ぼし,どのように対応すべきかについて,リスク学の領域の理解,健康被害と環境リスクへの対応,自然災害への対応,都市災害への対応の側面から理解を深める。そして,社会におけるリスクとその評価,リスクマネジメントとリスク政策,リスクの認知とコミュニケーションのあり方を理解し,リスクやハザードへの基礎的対応能力を修得する。
オムニバス形式,2単位
2コマ担当
単独,2単位
人類が集住環境としての都市を成立させ,発展させた歴史的経緯を概観し,現代都市に至るまでの様々な契機のなかで人々はどのような智恵と工夫により都市を形成してきたかを具体的な事例を紹介しながら論じる。そして,現代都市における制度設計や社会システムの解決すべき課題を理解し,今日の都市計画・まちづくりが果たすべき役割について整理し,安全・安心で持続可能な都市と地域を実現するための課題解決能力を修得する。
単独,2単位
まざまな要素が相互に連動しながら都市や地域という有機的な空間を構成していることを理解し,その関係性のなかで,都市や地域の安全・安心がどのように形成され,またどのような課題があるのかを理解する。まず,災害ハザード,災害史,災害法制も含めた制度設計の課題について理解を深める。そして,我々が居住する地域や地区の防災計画,都市計画・まちづくりを行うためのデータ,分析,多変量解析手法の活用方法を理解し,防災・減災に関する今日的課題へ対応するための基礎的かつ応用・発展的能力を修得する。
オムニバス形式,2単位
時々刻々と変化する社会や環境に潜むリスクや未知のハザードについて深く理解し,リスクマネジメントからクライシスマネジメントにいたるまでの防災・減災分野,医療分野,福祉分野における役割や取り組みのあり方を「クライシスマネジメントの強化」という側面から理解を深め,新たな脅威への基本的対応能力と発展的な対応能力強化を目指した知識を修得する。
単独,2単位
災害が多発する今日,減災社会を実現するためにどのようなコミュニケーションや取り組みがあるか,また我々はどう関わって行くべきかを理解する。まず,減災社会実現のための諸課題の理解を通じた制度設計の課題,施策のあり方,より適切かつ安全な行動を取り,適切なリスクコミュニケーションを実現するための防災・減災教育やフィールドワークの手法について理解し,その実践を行う。そして,安全・安心なまちのデザイン手法について学び,実際のフィールドを設定しながら事前復興デザインにも通じるデザイン力・提案能力を修得する。
オムニバス形式,2単位
地方自治の仕組みと役割,土木に関する施策,自然環境保全に関する施策,都市計画・まちづくりに関する施策,防災・減災に関する施策などそれぞれの取り組みの最新動向と課題を学び,自然環境や地域環境の持続性や今後の取り組みのあり方を行政施策と関係づけて理解を深める。そして,それぞれが学んできたことをいかに社会で果たすべきかなどの役割を考え,理解し,また提案する能力を修得する。
単独,2単位
今日,地理情報システム(GIS)は経済社会,都市計画,防災・減災対策などにおいて欠かせないシステム(ツール)となっており,地理情報システム(GIS)の概念,データ構造,分析手法を理解する。そして,地域における諸課題を空間的かつ統計的手法も活用しながら把握する能力を修得し,かつ可視化・分析する応用能力と自然環境や防災・減災における課題解決のためのデザイン力を修得する。
※ソフトはフリーソフトの「QGIS」を使用する。
クラス分け,2単位
これまで習得した能力を基礎として,地域環境科学における今後の研究活動の方向性や専門領域を設定し,各研究室での活動を通じながら卒業論文完成に必要な基礎知識・技術を養う。そのなかで,技術者,研究者,教育者としての目標を明確にし,研究活動に参加しながら責任感や倫理概念も養う。
クラス分け,2単位
地域環境科学および自然科学に関連する外国語論文の講読を行い,外国語論文を読む能力を身に付ける。また,卒業研究を行う際に,外国語の文献からも情報が得られるように,文献の検索方法,文献の管理方法についても修得する。また,学生の卒業研究に関連する外国語文献を複数読み,それらのレビューを作成し,発表することで,卒業研究に関する基礎知識,基礎能力を養う。
クラス分け,8単位
オムニバス,2単位
不確実で急速に変化する社会情勢や時事刻々と変化する多様な社会的ニーズへの対応,そして持続可能な社会を構築するためには学際的,分野横断的な思考を養わなければならない。そのために,我々を取り巻く社会や環境を構成する様々な分野との関わりを理解し,学部の理工融合教育で修得してきた基礎的能力をさらに発展させ,理工学分野および個々の専門分野がGX,DX,そしてSociety5.0に代表される社会的課題に対して何をなすべきか,その役割と課題解決の意味を理解する。そして,研究への展開を図るための基礎的能力を修得することを目的とする。
オムニバス,2単位
今日,地球環境は大きな変化にさらされ,気候変動,生物の生育環境,我々の都市環境,地域環境,そして生活環境にまで大きな影響を及ぼしている。その影響は災害リスクの増大,経済面など広範にわたり,まさに持続性とは何かが問われている。そのため,現在この地球において何が起き,何が課題かを俯瞰的に理解し,どのような対策,取り組みが必要なのかを学ぶ。さらに,身近な環境問題についてデータを基に適切に捉え,科学的思考に基づいた解決力の基礎を学ぶ。
なお,本科目は地域デザイン・建築学プログラムの専門領域科目群「自然系・環境科学系科目」における導入科目として位置付けられるものである。
単独,2単位
近年多発する災害は社会環境はもとより,社会構造,制度設計などにまで影響を及ぼすようになっている。より安全で安心,そして持続的な社会と地域の環境を形成するために解決すべき課題が多く存在する。本講義では,災害により顕在化した社会的な課題,その対応がどのようなものであったかを災害史や現行制度,最新の研究動向などを参照しながら理解を深める。そして,その課題整理のために都市・地域環境と災害ハザードの関係を空間データや統計データから分析的に捉える方法を理解し,安全・安心で持続可能な社会と地域のあり方と課題解決方策提案に結びつけるための能力を修得する。具体的には,減災社会の「デザイン」と社会との関係,災害発生後の対応や制度設計の課題と社会への影響,災害史,リスク学における防災・減災の扱い,安全・安心社会形成のために関係するリスク,空間データのデータ構造と利活用,地理情報システム(GIS)を活用した災害ハザードの可視化と分析,災害情報の現状と課題,災害サイクルモデルの各段階における今後のあるべき対応・取り組みと施策の動向などについて理解を深める。
単独,2単位
人類が集住環境としての都市を成立させ,発展させた歴史的経緯を概観し,現代都市に至るまでの様々な契機のなかで人々はどのような智恵と工夫により都市や地域を形成してきたかを理解する。そして,現代都市や都市計画,地域計画において解決すべき課題について論じ,身近な生活環境の改善から都市や地域における課題解決のための基礎的能力・応用力を修得する。講義では,都市や地域が取り巻く環境の理解に始まり,都市史,都市計画制度,土地利用,都市防災などの施策および先進的な研究事例を調査,概観し,その動向も理解する。これらにより,都市や地域における持続可能な環境を構築するための,応用力,展開力を修得する。具体的には,都市計画の概念と社会的役割,今日的課題,近代・現代の都市計画・都市デザイン,都市計画の実現のための制度(都市計画制度),まちづくりの手法,効率的な都市の運営と施策(コンパクト・シティなどの考え方と施策)などについて,最新事例や研究の動向から理解を深める。
単独,2単位
災害は社会環境はもとより,社会構造,制度設計などにまで影響を及ぼしている。これからのより安全で安心,そして持続的な社会と地域の環境を形成するために解決すべき課題が多く存在し,社会全体でその対応にあたり,「減災社会」をデザインしていく必要性が高まっている。本講義では,前修科目としての「減災デザイン特論」で修得した減災社会をデザインするための基礎的な知識をもとに,災害が社会に及ぼす影響や災害が社会に与えるインパクトなどを分析的に捉え,PBL(Problem-Based Learning)形式による議論や提案を通じて,安全・安心で持続可能な社会と地域のあり方を示すための課題把握能力とその解決方策の提案能力,実践力を修得・強化する。
クラス分け,3単位
所属する研究室において,先端技術や新たな理論の研究に取り組み,その意義や背景を深く理解し,論理的思考力と研究管理能力を養うため,各指導教員の下で研究計画と研究スケジュールを作成し学位論文研究に取り掛かる。専門領域に関する先行研究の精読・分析・ディスカッションを重ね,研究領域の理解と研究課題の探究を進め,研究の背景,目的や現状の到達点と課題を明確にする。具体的な研究テーマにおいて,実験やシミュレーション等を通じて得られた結果を基に自ら課題を発見しさらなる探求を試みる。この過程で得られた成果の報告書作成,定期的な検討会や中間報告会等での発表を通じて,データを整理・分析し発表する能力を養う。以上により,研究者倫理を遵守しながら目的に沿って研究をマネージメントできる技術者・研究者を育成することを目標とする。
クラス分け,3単位
所属する研究室において,理工学における専門的な研究を深め,その分野での高度な知識と技術を修得する。各指導教員の下で先端技術や新たな理論の研究に取り組み,その意義や背景を深く理解し,論理的思考力と研究管理能力を養う。また,適宜研究計画の深化・修正・追加を加えながら実験やシミュレーション等を通じて問題解決のアプローチを模索し,得られたデータの分析や仮説の検証を行い,考察の深化や研究成果をまとめる。さらに,研究成果から自ら課題を発見しさらなる研究(PDCA)を推進する。特別研究の過程では,論文執筆や学術会議での発表を通じて,研究成果を効果的に伝える能力も養う。また,専門分野における論理的思考能力や創造性を高めることで,技術者や研究者としての資質を養成し,学術的な洞察力と実践的な応用力を兼ね備えた,技術者・研究者を育成することを目標とする。
単独,2単位
都市や地域の空間構造は政策をはじめとする社会的な要因により影響を受けて変容する。効率的でまた環境にも配慮した都市・地域空間構造を検討し,さらには今日的な課題でもあるいかに安全に住まうのかという持続性の検討も併せて行わなければならない。そこで本講義では,都市計画や地域計画立案の根拠となる各種データの分析方法,意志決定支援のための方法論について理解を深め,都市や地域を分析するための最新技術や方法・事例などについて理解し,今後の展望や課題を把握する。また,地域社会だけでなく世界的な動向も勘案し,意志決定支援のための資料作成や課題解決方策の提案と議論を行う。